研究内容
研究概要
免疫システムはもともと感染防御のために造られた生体防御システムです。
この生体防御システムが破綻してしまうと感染症から体を守ることができなくなったり、自己免疫疾患やアレルギー症が発症したりします。 従って、免疫システムは病原体と共に進化してきたと言っても過言ではなく、「免疫システムがどの様に制御され生体防御を担っているか」 「免疫システムと病原体とがどのような相互作用を持っているか」を解明することが大変重要な課題です。
実際、免疫異常によって引き起こされる多くの免疫疾患は何らかの感染症がきっかけとして発症しますが依然として分子機構は明らかになっていません。
そこで、本研究室では感染症から体を守るために進化してきた免疫システムが、なぜ自己免疫疾患のような免疫異常が引き起こされるかを研究しています。
免疫細胞の様々な機能制御分子に着目し、それらが生体分子と相互作用することによって免疫応答をどの様に制御しているか、 病原体と相互作用することによって生体防御や病原性にどの様に関与しているか、そして感染等により免疫システムの自己寛容がなぜ破綻するかの分子機構の解明を 遺伝子改変マウス、シングルセル解析、RNAseq、受容体-リガンド相互作用、遺伝子ライブラリースクリーニング等の手法を用いて取り組んでいます。
これらの研究は感染症に対する免疫応答の解明ばかりでなく、多くの疾患の発症機構の解明、さらには治療法の開発にもつながると考えており、 実際、ネオセルフというこれまでに考えられていなかった全く新たな自己抗原の形態が存在し、それが自己免疫疾患の発症に重要であることが明らかになってきました。
主要テーマ
ネオセルフ:ミスフォールド蛋白質/MHCクラスII分子複合体による新たな自己免疫疾患発症機構
PNAS 2014
Blood 2015
Arthritis Rheumatol 2017
Int Immunol 2019
BBRC 2019
Arthritis Rheumatol 2021
Science Advances 2022Science 2002
Cell 2008
PNAS 2010
Nature Immunology 2012
Nature Microbiology 2016
Nature 2017
Nature 2020Cell 2021
bioRxiv 2021Nature Microbiology 2016
Nature 2017
Nature 2020Cell 2008
J Virol 2009
PNAS 2010
J Virol 2013
J Biol Chem 2015
bioRxiv 2020
BBRC 2022
BBRC 2022
荒瀬教授 講演動画
2023年4月
ベリタス「HLAと疾患感受性」Web講演会
2022年5月
第44回日本造血・免疫細胞療法学会 総会 特別教育講演
2022年4月
第66回日本リウマチ学会総会 シンポジウム
Multi-layer omics research of human immunology「Novel function of MHC molecules in the pathogenesis of autoimmune diseases」
2021年12月
SpringX超学校
CiDER(大阪大学感染症総合教育研究拠点)×ナレッジキャピタル
第9回 正しく学ぶ! 感染症から「いのち」と「くらし」を守る講座2021年6月
AMEDコロナ対策関連研究開発事業 成果発表会
2020年12月
第85回日本インターフェロン・サイトカイン学会
2020年12月
日本免疫学会学術集会 COVID-19 and immunity
「新型コロナウイルス感染症の重症化機構」2020年12月
パスツール財団 感染と免疫
2020年8月
第66回日本リウマチ学会総会 教育講演
研究内容
研究概要
免疫システムはもともと感染防御のために造られた生体防御システムです。
この生体防御システムが破綻してしまうと感染症から体を守ることができなくなったり、自己免疫疾患やアレルギー症が発症したりします。 従って、免疫システムは病原体と共に進化してきたと言っても過言ではなく、「免疫システムがどの様に制御され生体防御を担っているか」 「免疫システムと病原体とがどのような相互作用を持っているか」を解明することが大変重要な課題です。
実際、免疫異常によって引き起こされる多くの免疫疾患は何らかの感染症がきっかけとして発症しますが依然として分子機構は明らかになっていません。
そこで、本研究室では感染症から体を守るために進化してきた免疫システムが、なぜ自己免疫疾患のような免疫異常が引き起こされるかを研究しています。
免疫細胞の様々な機能制御分子に着目し、それらが生体分子と相互作用することによって免疫応答をどの様に制御しているか、 病原体と相互作用することによって生体防御や病原性にどの様に関与しているか、そして感染等により免疫システムの自己寛容がなぜ破綻するかの分子機構の解明を 遺伝子改変マウス、シングルセル解析、RNAseq、受容体-リガンド相互作用、遺伝子ライブラリースクリーニング等の手法を用いて取り組んでいます。
これらの研究は感染症に対する免疫応答の解明ばかりでなく、多くの疾患の発症機構の解明、さらには治療法の開発にもつながると考えており、 実際、ネオセルフというこれまでに考えられていなかった全く新たな自己抗原の形態が存在し、それが自己免疫疾患の発症に重要であることが明らかになってきました。
主要テーマ
ネオセルフ:ミスフォールド蛋白質/MHCクラスII分子複合体による新たな自己免疫疾患発症機構
PNAS 2014
Blood 2015
Arthritis Rheumatol 2017
Int Immunol 2019
BBRC 2019
Arthritis Rheumatol 2021
Science Advances 2022Science 2002
Cell 2008
PNAS 2010
Nature Immunology 2012
Nature Microbiology 2016
Nature 2017
Nature 2020Cell 2021
bioRxiv 2021Nature Microbiology 2016
Nature 2017
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J Virol 2009
PNAS 2010
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J Biol Chem 2015
bioRxiv 2020
BBRC 2022
BBRC 2022
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2023年4月
ベリタス「HLAと疾患感受性」Web講演会
2022年5月
第44回日本造血・免疫細胞療法学会 総会 特別教育講演
2022年4月
第66回日本リウマチ学会総会 シンポジウム
Multi-layer omics research of human immunology「Novel function of MHC molecules in the pathogenesis of autoimmune diseases」
2021年12月
SpringX超学校
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第85回日本インターフェロン・サイトカイン学会
2020年12月
日本免疫学会学術集会 COVID-19 and immunity
「新型コロナウイルス感染症の重症化機構」2020年12月
パスツール財団 感染と免疫
2020年8月
第66回日本リウマチ学会総会 教育講演